madの写真帖

北海道札幌市近郊で撮った写真がメインのブログです。動植物写真が多め。カメラは富士フイルムのX-H1、オリンパスのOM-D E-M1 MarkⅡとTG-5を主に使っています。

最近読んだ漫画で印象に残ったもの3作。夫婦で好みの漫画ジャンルが全く違う件

どうも、madです。

いつもは写真をメインでブログ記事を更新していますが、今日はちょっと毛色を変えて最近読んだ本の中でぜひおすすめしたい本を何冊か紹介しようと思います。

『ハイスコアガール』押切蓮介 

ハイスコアガール コミック 全10巻セット

ハイスコアガール コミック 全10巻セット

 

1990年代に流行ったゲームセンターのアーケードゲームにハマり、生活のほぼすべてをゲームに捧げる主人公の少年「矢口春雄」
その春雄が、家の束縛が強く、ゲーセンでアーケードゲームをしているときが唯一の息抜きである超絶ゲーマー&無口なバイオレンスお嬢様の「大野晶」と、ゲームを通じて心を通わせるハートフルラブコメディ。

ガイルやザンギエフがちょこちょこ登場人物の頭の中に登場し、恋愛や人生についてアドバイスする作風は、ストリートファイターをリアルタイムでプレイしていた世代にはたまりません。

この作品を一言で表すとすれば、「ただただ尊い」の一言に尽きます。
1巻から最終巻である10巻まで、もうひたすらキュンキュンしながら胸が締め付けられて、途中で本を伏せて休憩しながら読まないと思考回路がショート寸前になる作品です。

もともと『ハイスコアガール』はアニメから入ったクチですが、アニメの2期が今年の10月まで放送されないので、続きが気になって原作を買ってみたら大当たりの漫画でした。

青春時代の青臭い恋愛模様を回顧したい30代の方にはぜひオススメしたい作品です。

『本田鹿の子の本棚』佐藤将 

本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇 (リイドカフェコミックス)

本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇 (リイドカフェコミックス)

 

最近、娘と疎遠になっているサラリーマンの父。
そんな父が、速読術をマスターしているのを良いことに、娘より早く帰宅した日に内緒で彼女の本棚を漁って娘が今考えていることを把握して仲良くなろうと奮闘する話です。

1話完結の漫画で、娘の本棚から1冊の本を取りだし、その内容を漫画内でビジュアル化→娘の帰宅に合わせて現実世界に戻り、そこでオチがついて終わりという構成。

この本の魅力は、娘の本棚にある本の内容という体裁をとりながら、その内容は作者オリジナルの素晴らしい創作ストーリーを毎回読ませてくれる&色々な既存作品へのオマージュやパロディ盛りだくさんなところ(絵柄を元ネタの作品に合わせて書いたりする)

個人的には『男塾』を題材にした話や、山本タカトの絵柄の話とかにドハマリしました。

しかしながら、僕がどハマリして妻に勧めたところ、開始1分で「……無理」と却下されたように割と癖の強い作風なので、合う人にはとことん合うし、合わない人は全くもって受け付けられないようです。

本作に収録されているうち結構な話数がWeb上で無料公開されているので、まずはこちらをご覧いただき、好きだ!という人は単行本を買うと幸せになれるかと思います。

本田鹿の子の本棚 – LEED Cafe 

『アコヤツタヱ』佐藤将

アコヤツタヱ(1) (マンガボックスコミックス)

アコヤツタヱ(1) (マンガボックスコミックス)

 

さきほどご紹介した『本田鹿の子の本棚』の作者が書いた3巻完結のストーリー漫画です。

内容紹介

かつて人は火を恐れた。やがて人は火を使い、鉄を操り、暮らしを向上させた。しかし鉄は、同時に身分の差と争いを生み出した‥‥。ヤマのカミに愛された少女・アコヤと、父が遺した十本の剣が、ムラ同士の侵略戦争の運命を大きく変える。古代日本を舞台におくる、プリミティブ・バトルファンタジー!

古代日本。鉄器を作る「上のムラ」と、農業や狩猟を行う「下のムラ」があった。上のムラの少女アコヤは、ムラ一番の鍛冶である父スズナリから、下のムラへ三本の剣を届け、そこにとどまるよう命じられる。スズナリは、ムラの長イキフキの不穏な動きを察知したのだが‥‥?

 

『アコヤツタヱ(1)』(佐藤 将)|講談社コミックプラス より

古代日本を舞台とし、鉄器製造の村に生まれた主人公の少女が争いの只中に巻き込まれていく話。

登場人物一人一人のキャラが濃く、悪役でさえも愛すべき部分が垣間見えてキャラクター設定の妙を感じることができる作品です。
銅鐸おじさん大好き。

歴史要素や民俗学的要素もあり、このあたりの分野が好きな人にはたまらない漫画かと思います。

あとやっぱり佐藤将さんの絵が好き。

夫婦で全く違う漫画の好み…だけどそれも楽しい

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うちの夫婦は二人揃って漫画が好きなので、いろいろな作品を読んでいるのですが、お互い好みのジャンルが全然違います。
今回紹介した漫画3作も、妻は全く受け付けませんでした。

ハッピーエンド系の漫画が好きな妻 vs 後味が悪い感じで終わる漫画が好きな僕。

大学生のころ、当時はまだ付き合っていない妻から田村由美の『BASARA』を借り、お返しに竹宮恵子の『風と木の詩』を貸したことがあって、『風と木の詩』を読み終わった妻から「なんて本を貸してくれたんだ!」と若干のお叱りを受けたのを覚えています。

BASARA (1) (小学館文庫)

BASARA (1) (小学館文庫)

 
風と木の詩 (第1巻) (白泉社文庫)

風と木の詩 (第1巻) (白泉社文庫)

 

萩尾望都の『ポーの一族』を貸したときの反応が良かったので、それならぜひ竹宮恵子も!と勧めたのですが、最初は平和な話だと期待して読んでいたら話が進むにつれてどんどん辛い内容になってきて、ラストでうわーっとなった模様。

夫婦でも漫画の好みって全然違うんですよ。
「森薫」とか「美内すずえ」とか共通で好きな漫画家もいるんですが、やっぱり根本的な好みが違うわけです。

あまりに好みのジャンルが違い、たまに少し寂しく感じることもありますが、これも悪いことではなくて、お互いに普段は全くもって食指が動かない漫画を読む機会が増えて世界が拡がるという利点もあります。

夫婦で趣味嗜好が全然違うために世界が拡がるという話はもちろん漫画だけに限らず、それぞれの趣味や行動様式にも言えることで、幸か不幸か我が家は夫婦間でその辺りが全く異なっているので、「こんな世界もあったのか!」という思いを日々抱きながら暮らしていけるので楽しいです。